【初めての現場】一人KY(危険予知活動・訓練)の意味と重要性、効果的な実施手法を解説!

建設・現場関連

どうもドンキーです。

今回は一人KY(危険予知活動・訓練)の意味と重要性、効果的な実施手法について紹介していきたいと思います。

まず中央労働災害防止協会より興味深い資料がありましたので以下にリンクを張っておきます。

https://www.jisha.or.jp/shokucho-kojo/online/pdf/a2.pdf

中央労働災害防止協会によると労働災害の85%以上が不安全行動によって引き起こされているとのことでした。

そのため、労働災害の予防には、「安全状態の改善」と「危険な行動の根絶」への取り組みが重要であることが分かります。

それには、適切な安全装置の導入、労働環境の改善、従業員の意識向上や教育など、多角的なアプローチが求められます。

適切な安全装置の導入や労働環境の改善は、組織が主体的に行うことで改善することができます。

例えば現場で安全スローガンを掲げる、整理整頓や適切な労働時間を行えばたいてい解決するとは思います。

個人の取り組みも労働災害の予防につながります。

その中で一番効果的だ言われているのが一人KYなのです。

一人KYをすればあらかじめヒューマンエラーを予測し対策をするので、結果として事故が起きる確率が格段に減ります。

ただ一人KYとは何かいまいちわからないので、定義を説明すると同時に、どうやって行うのか具体例をしめしていこうと思います。

一人KYの定義と具体例

一人KYの定義(4W1H)

【When-いつ】グループによる危険予知活動のあと、作業開始の直前に(その都度)
【Where-どこで】それぞれの作業現場で
【Who-だれが】作業員ひとりひとりが
【What-何を】上下左右の安全や自分の行動を
【How-どのように】指差し呼称(※)

(※)五感のうち「視覚・聴覚・触覚」を用い てヒューマンエラーを抑止する自己統制の手法。JR運転士・車掌など多方面で採用されている。

具体的には、作業前に間をおいて事故や大けがのリスクを考えて、リスクが起こりそうな設備や上下左右を指差し呼称で確認するということです。

ここに一人KYについて紹介している動画があったので参考にしてみるといいと思います。

次に具体的な事故を例にどのように行うかを説明していこうと思います。

具体例

ラフタークレーンが覆工板下に4本のチャンネルを斜吊りで荷揚げ中に、地下空間で作業している鳶工が、吊防護している雨水管にチャンネルが当たりそうであると気が付いたため、チャンネルを手で押した瞬間、玉掛ワイヤーが絞られて、チャンネルの隙間に指を挟んだ。

これは、玉掛作業であるのに手が出てしまったことがヒューマンエラーに該当します。

なので、この時に一人KYをしておくことができれば、程度被害を最小に抑えられたはずです。

例えば、上の定義を用いると、

【When-いつ】=玉掛作業前に
【Where-どこで】=玉掛作業場
【Who-だれが】=鳶工
【What-何を】=吊荷の333運動の励行や廻りの構造物確認
【How-どのように】指差し呼称(防護管とチャンネルを指す)

これを行うことが被害が避けられるはずです。

そもそも防護管に近づくような吊り上げも回避できたでしょう。

また333運動をすることでそもそも玉掛作業中に手が伸びることはなくなるはずです。

333運動については以下の記事でまとめています。

一人KYの導入ポイントと一人KY啓蒙商品の紹介

最後にどうやって一人KYを現場に導入していくのかを説明していきます。

現場にどのように反映させていくか事業主、職長、作業員の立場で考えていきます。

まず作業員は

・みんなでやってみる
・演技してみる

ことが重要だと思います。

一人KYをしていくのは作業員なので、率先してやっていくことで現場の模範となり、自分だけでなく現場全員の身を守ることにつながります。

職長の立場であれば、

・自らが励行をする
・サブ職長を任命し管理を分担する
・できない作業員をマンツーマンで指導する

ことが重要です。

特に監督者としての責務があるので、今まで得た安全に関する知識や経験を若手の作業員に教えてあげることで作業員の安全意識のベースアップに役立つことができます。

最後に事業主としては、

・熱意を示す
・自らが励行をする
・経営トップの言動やポスターなどのスローガン

が重要だと思います。

職長とあまり変わらないのですが、現場全体の方針を決めるのは事業者です。

事業者として言動やポスターなどを設置することでトップダウンとなり、現場を一気に引き締めることができます。

うちの現場では大規模な事故が起きたので、その後は作業員詰め所に以下のような一人KYのポスターを設置したりしていました。

その結果現場全体の危機意識向上につながり無事故で完遂することができました。

あなた自身があなたを守ります。

そのために一人KYは行ってくださいね。

どうぞご安全に!!

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